KHJ(ひきこもり家族会)タオを多面的に支援するために、まきばフリースクールはこれまで、さまざまな活動を展開して来ました。
フリースクール、老人介護、ファミリーホーム、復興支援、自立援助ホーム、…
そして、平成25年5月13日付けで、法務省・仙台保護観察所長より、自立準備ホーム(保護観察対象者等で帰住先がない方に、住居と食事を無償提供し、自立支援を行う)の受託事業者としての登録を受けました。
フリースクール開設以来これまで、保護観察、試験観察中の青少年(8名)を受け入れ、自立支援に取り組んできた活動が評価されました。
『 食べるものや、着るものがないから貧しいという人は、世界中にたくさんいます。
けれども、もっと数も多く、もっとみじめなのは、
「 自分は誰からも愛されていない、必要とされていない、いなくてもいいと思う貧しさです。」
この飢えは、愛によってしか満たされないのです。 』
<マザーテレサ>
人は人で傷付き、また、人で癒され、誰かに必要とされ、愛される関係性の中で、根を張り、養分を吸収し、成長していくのだと思います。

人生の中での失敗や挫折、心の痛手や深い失望感、思うようにいかない現実は、その人自身のためにあるというよりも、それを分かち合い、共有できる誰かを生かし、輝かすためにあるのだと思うのです。
自分では解決できない問題(宝物)を授かっているので、特別に愛される必要があります。
問題は、分かち合うとき宝に変わり、愛を引き出し、増殖するのです。
まきばは、宝(問題)の山です。分かち合う時、痛みが伴います。
誰かに必要とされ、愛されることは、痛みを補って余りある喜びが、泉のように溢れるのです。
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